人を言い負かさなきゃ気がすまない!この気持ちってどこからくるんだろう???

「支配欲」とは!?
支配欲とは、人を支配したい欲望のことです。自分の意のままに人を動かしたいと思うの人を指します。
支配する側とされる側は同等の関係ではなく、従属の関係になります。支配する側は、支配される側に、文句も言わず従うことを求めるのです。
言い負かさなきゃ気が済まない!心理
【1】自分の考えや意見を人に押し付ける
支配欲の強い人は、自分が絶対に正しいと思い込んでいます。ですから自分の考えや意見を人に押し付けます。自分がこうしてほしいということを他の人にはっきりと伝える人です。
支配欲の強い人は自分が正しくないとわかっても、自分の考えや意見に固執します。自分の考えや意見が全て善で、他人に考えには全く興味がありません。何が何でも自分の思うようにしようとするのです。
【2】視野が狭く、何事も自分が正しいと勘違いしている
支配欲の強い人は、自分の考えることや行動は何もかも正しいと思い込んでいるので、自分を否定されると怒ります。視野が狭く、異なった考えや意見の人をバカにしたり、怒鳴ったりします。
支配欲が強い人の行動は、全て正しいと思い込んでいる考えのもとでの行動なので、自分に良かれと思って行動しています。
また、他の人の気持ちはあまり考えません。他の人の益ではなく、自分にとって何が得かを考えて行動するのです。
【3】コミュニケーションが下手
円滑なコミュニケーションで人間関係を築くことは社会で重要なことです。コミュニケーションがとれていれば、窮地に立たされた際に助けてもらえたり、フォローしてもらえます。
支配欲の強い人は周りとのコミュニケーションが下手です。自分から積極的に行きますが、自分の意見を押し付けるだけであったり相手の話を全く聞かなかったりします。
周りの人と信頼関係をコミュニケーションで構築しようとは考えていないので、相手の意見を聞いて相手の立場に立つこと自体を考えていません。
【4】実は自分に自信がない
支配欲の強い人は自信家に見えますが本当は自分に自信がないため、人を支配して自信があるように見栄を張る特徴があります。相手を支配していないと自分の弱みを握られるのではないかと不安になっています。自分のために無理にでも相手を支配して不安を解消しようとします。
恋人を失ってしまうこと恐れていて、自分の魅力に自信が持てずにいます。相手を支配してでも誰にも奪われたくない自信の無さを相手に押し付けます。
【5】負けず嫌い
負けず嫌いは支配欲の強い人の心理的特徴です。「人生は勝ち負けだ」と考えており何かにつけて自分は周りに勝っているか負けているかを考えています。支配欲の強い人にとって人を支配するというのが「勝ち」という考えで、人に従うことは自分が「負け」であると考えます。
✰ 改善策!
【1】謙虚な姿勢を持ち、人の意見を受け入れる努力を試みる
もしあなたが改善したいなら、謙虚な姿勢を持つことが大切です。あなたの意見や考えが必ずベストとは限りません。そして、もしあなたの意見がベストだとしても、他の人の意見や考えを排除するようなやり方は好まれません。
他の人の意見や考えを受け入れる器の大きさを示すことが大切です。他の人の意見や考えを尊重できる人は、尊敬され他の人からも愛されます。そうすると、自尊心が芽生え支配欲は弱くなるでしょう。
【2】自分磨きをして、周囲の人から必要とされるくらい魅力的な人間を目指す!
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自分磨きをして、周囲の人から必要とされるような魅力を身につけると、自信もついて支配欲は弱まります。
そこで、まずは自分の魅力に気づくことです。誰にだって魅力となる長所はあるのです。
自分の人と違うところ、そこは長所の可能性があります。今はマイナス面で発揮されていたとしても、あなたの特徴は長所になり得るのです。
あなたが自分の魅力に自信を持てば、自然と他の人が寄ってきます。そうすると、誰かに注目されたいという支配欲は薄くなるでしょう。
【3】人は人、自分は自分と、周囲の人と比較する癖をなくす!
支配欲の強い人が、自信をなくしてしまうのは周囲の人と自分を比較してしまうからです。ですから自分は自分と、他の人を気にしないように心がけるのも良いことです。
もちろん支配欲の強い人は、自尊心が少ないので褒めてほしい時もあるかもしれません。しかし、あなたの頑張りは誰かが見ているものです。
もしも誰もあなたの頑張りに気づかなかったなら、自分で自分を褒めましょう。そうすれば、自尊心が高まり、自信も付いてきます。
【4】もっと他人を信頼する(練習をする)!
人にあれこれ指図する人というのは、「相手がちゃんとできないから、私がなんとかするしかない」と相手の能力を疑っています。
でもやらせてみると、意外とちゃんとできたりするのです。
ごく小さなことから、相手を信頼する練習をしてください。たまには、自分から、相談事を持ちかけてみてはどうでしょうか?
必要以上に人をコントロールする気持を捨てると、つきものが落ちたように、ラクになると思います。
自分は、神のような創造主ではないのですから、他の人には、その人らしく行動させてあげてみては?
人はみんな不完全であり、「もっとこうしたらよくなる」というところを持っています。
しかし、そういう「向上したほうがいい箇所」を改善するのは本人の役割です。